スペインに住んでる時、オレオ(愛犬)繋がりで仲良くなったフランス人のおばちゃんがいた。(彼女に関して:新たにお気に入りの公園発見)
おばちゃんはフランス人で50歳を超えていて、若くしてスペインに引っ越してきた。
当時お金がなくて学校にも通えず、スペイン語の習得にも苦労したらしい。
きっとスペイン語ネイティブの人から聞くと訛りやおかしな点はあるんやと思うけど、私の耳から言わせれば彼女のスペイン語はスペイン人だったから、スペイン語を学ぶ機会がなかったと聞いて驚いたのを覚えている。
フレンドリーで色んな人に積極的に絡んでいくおばちゃん(好き嫌いは激しめだったが)。
道で色んな人と話すことでスペイン語を上達させていったらしい、それにしても凄い。
ただ彼女のスペイン語の難点は、字が読めないということ。
耳で覚えたスペイン語やから、どうやってそれが表記されてるか分からず、手紙や看板を目にしても音声にされないと理解できない。
この話を聞いた時、私はいまいちそんな感覚が分からなかった。
字の方が少し勉強したら覚えれそうで、逆に耳で聞いたり自分で外国語を頭で文法を組み立てて発する方がずっと難しいんじゃないんかなと思っていた。
でも、今自分がこうして台湾に住んで、言語学校にも行かず生活していて、そのおばちゃんの感覚がなんとなく分かるようになって、ふとおばちゃんの事を思い出した。
お出かけしたりスーパーに行ったりオットの家族と中国語で話したりと、台湾で普通に生活を送る中でよく耳にする言葉は、自然と記憶されていて自分の口からも出るようになった。
けど、それがどんな漢字で書かれてるのかは分からん事もあって、後で調べるようにしている。
言語学校に通って中国語を学ぶのが一番正しくて手っ取り早い方法とは思うけど、もう少し私もおばちゃん流の「道で学ぶ外国語」方法を試してみようかなぁ。
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